2023年04月19日

中学生は学生か? Yahoo!ニュースは日本語を壊しているか?

4/19のYahoo!のニュース欄を見ていたら・・・
この↓の一番下のもの、「ジェンダーレス水着 学生の評価は」



「学生」とあるから、大学生が?と思ってクリックしてみたら・・・

クリックするとこちらに飛ぶ。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6460707(いずれ消える)



対象は中学生。中学生は学生ではない。生徒だ。
(小学生は児童、中高生は生徒、高専生・大学生は学生)

ちなみに、元記事はこちら。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2304/19/news155.html

タイトルは「ジェンダーレス水着、中学校でテスト販売した結果は? 教師が語った切実なニーズ」。
文中に「学生」の文字はない(ページ内検索でもヒットせず。)

ならば、なぜYahoo!のニュース項目では「学生」としたのだろう?

生徒と学生の違いを知らなかったのだろう。

そして、推測でしかないけれど、多分、記事をしっかり読んでおらず、タイトルに中学校とあるから、学生のことだとおもって、こういうタイトルをつけたのではないか?

記事をしっかり読んでいれば、「生徒」という単語に気づくはず。

つまり、引用記事の浅い読み。
そして、知識不足。
そして、それを誰もチェックしていない組織。

よく、Yahoo!のニュース項目は16?文字以内でコンパクトにまとめることに注力している、などと聞くが(私が中の人から聞いたときは、人力でニュースを選んで、そしてタイトルをつけているとのこと)、
その結果、元のニュースと意味が異なったライ、誤解を与えたり、変な日本語になっていたのでは元も子もない。

Yahoo!のニュース項目の変な日本語は、これ以外にもしょっちゅう見かけるけれど、これはさすがにひどい。

Yahoo!のニュース項目は、こんな程度で選ばれている、と受け止めていた方がいいんだろうな。
といいつつ、毎日見て、また「これ変」とブツブツ言うのだろうけど。







  

2023年04月11日

札幌では『銭湯での混浴年齢7歳以上』に、ってどういうこと???


https://www.stv.jp/news/stvnews/mkuhs40000006w09.html

Yahoo!ニュースをつらつらとみていたら、こんなタイトルがあってびっくり。

「もっと前から引き下げてもらいたかった」 札幌では『銭湯での混浴年齢7歳以上』に

混浴が7歳以上って???
一瞬、というか、結構長い時間理解できなかった。

記事を読むと、従来10歳以上は混浴不可だたものが、7歳以上が不可となった、ということらしい。
つまり、混浴していいのは6歳まで、ということ。

その内容は分かる。

記事(テレビの音声の書き起こし)に間違いはないだろう。

しかし、このタイトル・・・。

ニュースでは流れていない部分らしい。
つまり、WEBに載せるにあたり、追加したもの、と思われる。

てっきり、Yahoo!ニュース側がつけたものなのか、と思ったら、テレビ局のサイト自体がそうだった。
Yahoo!ニュースは単なる転載。濡れ衣失礼。

ちゃんとしたテレビ局だと思うが、WEBのタイトルは誰もチェックしていないのかな。

それとも、大見出しほど間違う、という例か。
記事の内容から、当然「7歳以上は混浴不可」と理解されると思って、短縮してしまったか?
それにしても、トホホが過ぎる。

画面右上のテロップのとおり 7歳以上は混浴不可 ってすれば、全然問題なかったのに。
なぜひねる?

Yahoo!ニュースのコメント欄では、タイトルへの疑問は1件だけ?
そこでの方の通り、せめて「混浴制限7歳以上」だったら、まだ分かったのに。









  

2021年09月12日

今の現状、というタイトルを流す朝の情報番組



先日、7時台の民放情報番組を見ていたら、コロナに関して、「今の現状は」という表現が出てきた。
キャスターが話しているだけでなく、画面にも大きくロゴとして「今の現状は?」と出ていた。

今の現状?

現状は? でいいんじゃない。
文字数的にインパクトがなければ、
今の状況は? とか 現在の状況は? では?

瞬間的に口から出てしまったのなら「まだ」わかるが(でも、我々の日常会話で出るならともかく、プロのアナウンサーなので、それもどうかと思う)、画像として出るのは、かなりまずいのでは?

画像として出る=内部チェックを経ている、はず。
誰もそれに気づかないのか。そういう体制なのか?
バラエティなら、まだわかるけど、朝の情報番組。
番組の報道内容自体の信ぴょう性にもつながりかねない気がする(まぁ、そんなもんだ、と思ってみていればいいのかもしれないけど。)。

ちなみに、4でも5でも8チャンネルでもなかったと思う(いつもの通りなら)。

なお、同じことを思う人は多いらしく、「今の現状」で検索すると結構出てくる。

サイトでは、「今の現状」も含めた二重表現を指摘しているものもある。

あなたも間違ってるかも!?知らずに使うと大恥をかく「言葉の誤用」と「言葉の乱れ」
https://next.rikunabi.com/journal/20160323_1/

結構下の方。
でも「まず最初に」とか「必ずしも必要ない」とか、つい、言っちゃうよな。
「まだ未定」とかも。
とはいえ、それは口から出る際の「うっかり」。
気を付けるべきだけど、まだ許せる。
でも、仕事上の文章では許されないし、誰かのチェックを受けているのなら、なおさら。

そういう意味で、今回のタイトルロゴの「今の現状」には、かなり驚いた。


というわけで、自戒を込めて。  

2017年06月21日

一斉を風靡する、とは?


http://ascii.jp/elem/000/001/499/1499429/

わざわざ言うほどのことでもないけど、こういうのは、気になっちゃう。

アスキーを見ていたら、こんな記事が。

一斉を風靡する?

一世を風靡する、では?

にわかに自分の知識が不安になる。
が、検索しても、一斉を風靡、はない。誤例もない。

しかも、本文中にはちゃんと、一世を風靡、とある。

なんで間違っちゃうのだろう。
単なる変換ミスなのだろうけど、なんで、そのまま放置されえちゃうんだろ。

普段誤字だらけの文を書いている身で大きなことは言えないのだけど、
でも、これは曲がりなりにもプロの記事。
それがこれでは・・・。

この記事を見る直前、別サイトでは、 しずらい という表現を見かけて、こちらも驚く。

することがつらいから、しづらい、のはずでは?
こちらも個人サイトではなく、ニュースサイトを標榜しているところ。
なぜ、間違っちゃうのだろう。
というか、記事を書く人以外にチェックする体制がないのかな。

ネットニュースは、世間のいろんなことにツッコミを入れているが、このサイトもそんなひとつ。
でも、内部チェックができていないとしたら、あるいは、そのレベルが極めて低いとしたら、やはりネットの記事は・・・という印象を持ってしまう。
先般のDeNA関連の際ではないけど。  

Posted by セタカ181 at 12:18Comments(0)チェックがない仕事